「脅迫観念を植え付ける営業」

皆さん、こんにちは。IPC独立系国際不動産コンサルタントの市川隆久です。
 
今は、バンコクのスワンナプーム空港でハプノンペンへの乗り換え待ちをしています。
 
海外不動産を買う理由に、
日本が不安だ!ということを聞きますが、私はいつも「本当に?」という思いがあります。
 
〇〇が不安だ、、だから〇〇しましょう!
 
というのは、古典的な「不安を煽る」ことによる、手法による「思い込み」から来ている、と思うことが多いです。
 
この手法は、保険も一種の「不安解消」であり、預金も同じ感覚がします。
 
行き過ぎれば、いわゆる宗教がかったことまで、日常普通に目の前にある様相です。
 
プノンペンの市内風景
 
私も不動産営業マンを30年以上やっていますが、売る側の手法として、意識して、或いは無意識のうちに、言い換えれば、悪気無く、行っています。
いわゆる「動機付け」には有効なのでしょうね。
 
動物は人間も含めて「身を守る」本能があり、生きていくためにも大切な本能です。
 
私がある種の違和感を覚えるのは、投資とは、人間の本能的な「守る」という行為とは対極的な位置にある、と思うのですが、海外不動産投資の切り口を「日本の将来不安」から始めること、もしくは
始める人、が、どうもしっくりこない、ということなのです。
 
長年マンション営業やマーケティングをして来た私は、売れなくなる時は、決まって「将来が見えない」とき、でした。
 
一気に価格が下がりながらも、不動産価格で言えば、20%程度下がれば、過去は売れて来ました。
 
実需でので市場はそうでしたが、投資の市場は、常に、儲けたい、という色気があります。
 
その色気が活力となり、投資市場が成り立っている、と考えると、
不安を煽る?意味は何?
投資市場は逆張りじゃないの?
 
と思うので、そんな営業マンからは全く根拠がない提案を受けますよ!
と言いたいですね。
 
それよりも、不安な局面を冷静に対処する、という、投資の基本、を大切にして欲しいと思います。

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