「新興国の発展と不動産価格」

皆さん、こんにちは。IPC独立系国際不動産コンサルタントの市川隆久です。
 
昨日午後からタイの首都バンコクに来ています。
やはり暑いですね。バンコクは4月頃が暑さのピークと言われていますが、昼間は暑いですね。
 
バンコクはタイの首都であり、タイはアセアンの主要な国でもあり、都心部はまさに都会の要素は満載です。
地方からもかなりの人が仕事をしにやって来ており、BTSやMRTの鉄道もいつも満員で混んでいます。
それ以上に都心部の道路は慢性渋滞がひどく、生産性が低い要素もまだまだあると感じています。
バンコクは特に道路が行き止まりや一方通行が多く、横道に入っても混んでいる状況があちこちに見られます。
 
タクシー料金は安く、初乗りでも150円程度でありますが、時間が読めないので、仕事での移動は短距離はタクシー、中距離は電車、になりますね。
 
思い返せば、東京も30年以上前は都心部も渋滞が激しく、私も車で移動するのに一苦労だった記憶があります。
私、不動産業界にいたので、日中に車で移動することが多かったので、よく覚えています。
 
いまの東京の都心部は、環七の内側に入る大型車両規制や首都高の路線拡張で、都心部にいる限りはそれほど大きな渋滞はなくなりましたね。
 
今回の私のバンコク視察は、日本人に人気のスクンビット~エカマイの不動産を改めて見に来ましたが、このエリアの駅前を中心とした再開発による急速な発展と駅前大規模コンドミニアムの高い期待値による不動産価格の高騰を目の当たりにしています。
 
同じ駅でも駅前の物件と駅から徒歩5分、徒歩10分との価格が倍以上になって来ています。
 
バンコクは暑いし歩かない文化なので、駅から近い物件の方が有利なのは当然として、その価格差が妥当なのかは考えどころです。
多少駅から歩く距離、つまり徒歩10分くらいの物件でも安く買える物件もあります。
バンコクの現状は、駅によって、住む人のターゲットが全く異なるので、まずはエリアありき、で、あとは道路事情、で、あとは生活しやすいか、どうかですね。
近くの距離ならタクシーやバイクタクシーで簡単に移動出来ますが、エリアが変わると、移動も時間がかかりますので、住めない状況になりますね。
 
そのエリアによって、住む人の収入差が日本よりも大きな差がありますので、そのエリアの特性をよく教えて貰って、投資するかどうかを決めて欲しいと思います。
 
同じエリアなら、価格は安い方か儲かる確率は高いです。
ただし、供給過剰になりそうかどうか、その物件がオシャレであったり、何か特徴がある方が良いのはそうですが、やはり、買うときの価格が安いがどうかは、売却のこと、利回りのこと全てに影響しますので、そこをポイントにしたら良いと思いますね。
 

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