【IPAチャンネル】千葉10区ラプソディー~成田空港の東で、二階派重鎮・林幹雄センセイ落選運動顛末記(鈴木vol.371)

衆院選で全国屈指の大激戦となった「千葉10区」は、千葉県北東部、成田、香取、銚子を中心とする選挙区。成田を除き人口減少と産業衰退に悩む地域です。

そんな「関東のイナカ」千葉10区が、なぜ激戦区となったのか?物語の主人公は、地元選出の林幹雄議員(自民党、衆院10選)。彼は9月まで、自民党の中枢にいた人物。自民党幹事長を5年間も務め。党の人事とお金を掌握して権勢をふるった二階俊博幹事長の側近中の側近として、実務面一切をとりしきった男。

つい最近まで自民党内でブイブイいわせていた人物が、二階氏の失脚により、党内冷や飯確定。74歳にして、突如、千葉10区の選挙に放り出されました。自民党のルールとして、73歳以上は比例復活ができません。立憲民主の強敵・谷田川元との一騎打ちに加え、保守派界隈から刺客「新党くにもり、梓まり」を送り込まれ、絶体絶命のピンチ。小選挙区で勝たないと、後がない!

林幹雄は、首一枚の差で、薄氷の勝利をおさめました。谷田川は僅差で敗れましたが、比例復活。衰退に悩む千葉10区は、代議士2名を国会に送り出しました。

選挙戦終盤で、千葉県知事・熊谷俊人がみせた、林、谷田川の両候補を応援するという行動も興味深い。あの時点で彼は何を知り、何を狙っていたのか?

成田市、香取市現地から、迫真の現地レポートです。

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