不動産業者という職業は、日本社会のなかで、評判が芳しいとはいえません。詐欺、ぼったくり、無理な営業、パワハラ、スプレー缶爆発…今も昔も、悪評の立つニュースには事欠きません。ですが、ひとつ言わせてください。
「不動産は素晴らしいものです!」 「不動産大家として裕福になった人はたくさんいます!」
そして、これも覚えておいてください。
「不動産仲介業だけで豊かになった者はあまり居ない」
所有して豊かになる‥‥これが不動産の本質です。私たち仲介業者(特に投資系)の仕事は、お客様をより豊かに、より自由にするお手伝いであるはずなんです。ですが、不動産取引には大金が動くため、誤解している奴も相当数います。
「不動産売買でさくっと儲けたい」「客を騙して売ればいい」…そんなふざけた了見で不動産業界に参入してくる者は、昔も今も後を絶ちません。彼ら、不動産の本質ではないところで商売して、悪評をつくり出す連中を私は、
「クソ不動産屋」
と呼びます。クソ不動産屋が不動産業界全体の評判を落としている現実は、「クソフェミ」がフェミニズム全体の評判を落とす、「クソ撮り鉄」が鉄道ファン全体の評判を落とすのと同じ構図です。どんな世界も、いつも時代でも、本質を履き違えた奴が悪さをするんです。
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