【IPAチャンネル】AI翻訳の発達で我々の多言語能力は用無しになるのか?(鈴木ソロ701回)

私(鈴木)は日常的に、日本語、中国語、英語など多言語(マルチリンガル)能力を使った、内容的にも高度な仕事をしています。不動産投資セミナーも、日本人向けには日本語で、台湾人向けには中国語で、英語圏向けには英語で、通訳を介さずに自分の肉声で伝えていますし、会場のお客様からの質問対応や個別面談も、相手の言語にあわせて行っています。

一方で、生成AIによる翻訳・通訳ツールは日進月歩の発展を遂げており、近い将来、ドラえもんの「翻訳こんにゃく」みたいな素敵な製品ができて、誰もが外国語を学ばずとも翻訳ツールを使って、中国語でも英語でもフランス語でも、自由自在にセミナーができるような世の中になるのかもしれません。

そうなった時、私のようなマルチリンガルが行っている仕事はどうなるのか?不要になるのか?というと、真逆だと思います。逆に、AI翻訳の発展は我々マルチリンガルにとっては福音以外の何物でもありません。

もし、我々のやってる仕事が単なる「要件の伝達」「言語の置き換え」だけであるなら、AIツールとかChatGPTにやらせた方がずっと優秀でしょう。でも私は実際、それをはるかに超える次元の仕事をしています。

大谷翔平さんのピッチングやホームランをみて、ウサインボルトの100m走をみて、人々が感動するのと同じように、私は「人間の肉体を使って、自分の経験や投資理論を自分の言葉で語って、相手を感動させる、信頼していただく」ことでビジネスをしています。それは機械には代替できません。機械がやる翻訳通訳はほぼコストゼロ、付加価値も限りなくゼロになります。そうなると余計、我々のやってる仕事の価値が「見える化」されて、今以上に高く評価されると思います。

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