少子高齢化がすすむ日本で、「子供がたくさん生まれる地域」を調べてみました。
日本全国の合計特殊出生率は、2021年推計で1.38。世界226の国・地域のなかで、ルーマニアと並んで216位。下から数えて第10位です。とはいいつつも、日本国内で大きな格差があります。大まかな傾向は、
・西南日本、特に工業都市では、子供がたくさん生まれる。
・大都市の中心部では、子供が少ない。
全国1880の基礎自治体の出生率(2013~17)を偏差値で整理し、「全ての市町村が偏差値55以上、かつ、30万人以上の住む地域」を求めると、下記の6地域が浮かび上がってきました。
☆愛知県の刈谷~大府~東海 人口36万人 出生率1.85
☆岡山県の倉敷~早島 人口49万人 出生率1.68
☆広島県の福山 人口46万人 出生率1.73
☆愛媛県の新居浜~西条 人口30万人 出生率1.73
☆福岡県の苅田~行橋 人口32万人 出生率1.70
☆沖縄県の那覇~糸満 人口58万人 出生率1.88
沖縄以外は、すべて、工業都市です。6地域あわせた総人口は250万人。出生率は平均1.77で、オランダ・北欧・アメリカ並みの数値になります。
大企業の多い工業都市は異動、転勤も多く、加えて子供もたくさん生まれるとなれば、ファミリー向けの賃貸需要が堅調である可能性が高いといえます。
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