日本の若者のワーキングホリデー(ワーホリ)目的地としてオーストラリアが大人気で、2023年、ワーホリビザ発給数が史上最高を更新したそうです。オーストラリアの給与水準が日本より高いことで、「ワーホリ出稼ぎ」を半ば推奨するが如きマスコミ報道もありました。
しかし実際に行ってみると、もちろん良いことばかりではありません。給料が高いということは当然、生活物価も高いです。そして仕事探しも想像以上に大変で、オーストラリア渡航後、経済的に困窮してしまう者も一定数いると聞きます。
それ以上にコワいのが、「数十年に一度の賃貸住宅危機」とよばれるオーストラリアの厳しい住宅市況。住まいを探したくても家がない、賃貸募集が1戸出れば入居希望者が10人以上群がる、激しい生存競争のなかで家主に選んでもらわなくては、住まいにもありつけません。
幸い貸家に住めたとしても、極端な住宅不足のため家賃水準もうなぎ上りで、住居コストが半端ない水準です。ワーホリでオーストラリア行くと決めたなら、渡航前に住まいを確保しておくべきです。それが無理なら、少なくとも200万円くらいは持っていきましょう。
もし親御さんに経済的な余裕があれば、お子様がワーホリや留学でオーストラリアに行くと決めたら、家を買ってあげることも一案です。過保護に聞こえるかもしれませんが、それだけ住宅事情が厳しいのです。
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