【IPAチャンネル】一県で自動車ナンバープレート10個!日本一乱立する千葉県の壮絶な地域バトル(鈴木ソロ546回)

日本社会では、クルマのナンバープレートが、その所有者の生活水準や都会度、洗練度、性格などを推し量る基準のひとつとして使われます。たとえば、高級住宅地が多くて有名人やお金持ちが多く住む、東京城南地域のドライバーがつける「品川ナンバー」。これが現在、首都圏(日本全国)における最高のブランドとされます。そして、「横浜」「湘南」「神戸」ナンバーも全国トップクラスのイメージを誇るとされます。

ナンバープレートは、もともと住所地を所管する陸運局の場所で決められていましたが、2004年にご当地ナンバー制度が始まって以来、地域イメージを気にする自動車オーナーや住民の間で、「ダサい田舎イメージのあるナンバーから独立するためのご当地ナンバー創設」が相次ぎ、今や何でもありの戦国時代に突入しました。

その先頭を走っているのが千葉県です。もともと県内各地域がバラバラでまとまらない。「おらが街が一番、千葉県なんて興味ねえ」と考える人が多い土地柄、陸運局が4つしかないのに、ご当地ナンバーが6つも創設され、あわせて10個のナンバープレートが存在。全国一の激戦区、もとい乱立状態となっています。

その背景にある「県内地域対立やイメージ競争」について、「野田ナンバーvs柏ナンバーvs松戸ナンバー20年戦争」の歴史から楽しく語っていきます。

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