いま話題の中国。恒大集団問題、不動産バブル崩壊の話題がメインですが、その足元で進む、日本以上の猛スピードで進む少子高齢化についても知っておくべきでしょう。
今年5月に発表された国勢調査によれば、2020年11月1日現在、中国の総人口は14億1178万人(※この数字に疑義を持つ学者も国内外にいて、14億に達してない説もあります)、世帯あたり平均2.62人、都市人口比率64%、2020年の出生数1200万人、死亡数998万人、合計特殊出生率1.3人、という結果でした。
公式数字を信じる想定で考えても、いまの中国の少子高齢化は超特急的なスピードです。社会経済的には、中国は日本を30年の時差で追っている説がありますが、人口動態に関しては、日本との時差は15年くらいしかなくて、少子化・高齢化のスピードは日本の倍くらいある感じです(つまり、30年前の日本は、いまの中国より、人口動態上はずっと元気で若々しかった)。
中国は2023年に、人口世界一の座をインドに譲り渡し、2025年前後に人口減少局面に入るとみられます。
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