【IPAチャンネル】日本に一番近いトランプタワー、寅さんとパリスヒルトンのフィリピン物語(鈴木vol.183)

アメリカ大統領の名前を冠した「トランプタワー」。ニューヨークの5番街や、ハワイ・ワイキキの海辺など、世界一流の都市・リゾート地の目抜き通りにドカーンとそびえ立つ超豪華な建物が絶大なインパクトですね。ところで、日本に一番近いトランプタワーがどこにあるかご存じでしたか?

日本からわずか3~4時間のフライトで行ける、フィリピンの首都マニラの一等地に2018年3月に完成した「トランプタワー・マニラ」は、56階建て、地上251メートル。現在、フィリピン国内で3番目に高い建物です。天井高が高く、専有面積ゆったり、グレード感あふれる仕様になっており、特に高層階の住戸は資産価値の高いプレミア物件になっています。私も仕事でご縁をいただいてる物件の一つです。

トランプ・コーポレーションはアメリカ以外の建築プロジェクトに関しては、ブランド使用料を売るビジネスをしており、建てるのは地元のデベロッパーです。マニラでトランプタワーを建てたのはセンチュリー・プロパティーズという会社で、パリス・ヒルトンなど、ニューヨークのセレブ女優を起用したド派手な広告宣伝で知られていました。パリスはヒルトンホテル創始者一族のご令嬢で、幼い頃からトランプ家と親交があり、トランプ氏が手がける芸能事務所トランプ・モデル・マネージメント社に所属するタレントでした。

私が仕事でフィリピンによく行ってた2011~12年頃は、フィリピンの高度経済成長が始まった頃で、まだ政界進出前で民間実業家だったドナルド・トランプ氏、トランプ・ジュニア、パリス・ヒルトンがこぞってフィリピンを訪れる「熱い季節」でした。あの熱気が懐かしいです。

フィリピン経済はコロナ前まで高度成長が続き、首都マニラは70階以上の建物が林立する立派な大都会になりました。コロナ騒ぎが一段落すれば、また成長軌道へ戻ることでしょう。日本のすぐそば、伸びゆくフィリピン、マニラの空に、トランプタワーが聳え立っています。

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