在日米軍の総司令部は、東京西郊にある「横田基地」に置かれています。ここはアメリカ空軍および航空自衛隊が使用する大規模かつ重要な軍用空港で、1万1千人が働き、うち8800人がアメリカの軍人、軍属および家族です。
彼らは基地内の住居棟に住むこともできますが、基地外(Off base)でプライベート感のある住居を賃貸したいニーズが強く、その数は毎年増えています。基地周辺の福生市、羽村市、あきる野市、瑞穂町などで、「米軍向け賃貸市場」が形成されています。
米軍関係者の支払う賃料は、戸建タイプの場合月額15~30万円、日本人に周辺相場で貸すのに比べて1.5~2倍の賃料収入が得られるのが投資視点での魅力です。但し、住宅なら何でも貸せるわけではなく、アメリカ人の住まい方を踏まえた間取りや設備を揃える必要があります。例えば、
・日本人が買う標準的な新築建売住宅より床面積が広い方が望ましい。
・2階建てなら、1階と2階にバスルームをつける。
・洗濯機と乾燥機は必須。
・階段や廊下はゆったりサイズでつくる。
・駐車場も必須(2台欲しい…)。
・バーベキューできる空間を設けると喜ばれる。
建物は、新築や築浅が明らかに有利。古い木造住宅を改装しても、上記のスペックを備えるのは難しいため、基地側でも新築・築浅を推奨しています。
私思うに、投資視点での勝ちパターンは、二つあると思います。
1)「カントリー激安建売で賃貸経営」:比較的地価の安いあきる野市や瑞穂町で、最低限以上のスペックを備える新築建売をできるだけ安く買い、米軍に16万円前後で貸す。
2)「シティ連棟開発」福生市や羽村市の、JR青梅線駅の徒歩圏内で土地を仕入れ、ニーズに比べて供給の足りない140㎡前後の広いサイズの住宅を、タウンハウス型で5~6戸新築して、各戸20万円以上で貸す。
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