アメリカ史上最大にもめた大統領選は、政権転覆クーデターという、最悪なかたちで幕引きを迎えようとしています。結論からいうと、
1) 分断したアメリカ社会は当面、良い方向に向かうとは思えない
2) 政治上、一番の懸念は「トランプ支持者たちの感情」
3) 最大の敗者は、「トランプを支えられなかった共和党」
特に、全米に数千万人は確実にいるトランプ支持者の無念や怒りが、どこに向かうのか?これが、今後のアメリカ政治の鍵を握ると思います。トランプを見捨てた共和党は、もう、二大政党の一角から脱落するでしょう。
アメリカ一般民衆の間で、反ワシントン、反エリート、反エスタブリッシュの系譜は、建国以来、連綿と続いてきました。アメリカが世界帝国として君臨すればするほど、彼らへの痛みは増していきます。アジアや中東など、遠い外国へ戦争に行かされるのは一般民衆ですし、戦争で肥え太るのはワシントンのエリート達なのです。
アメリカ人の、そんな心に入り込んできたのがトランプでした。彼は、「世界帝国にならなくてもいい」、「アメリカファーストの国につくり変えよう」と言い続けて、人々の支持を得ました。
一旦、彼らの心に燃えた火は、消えません。トランプが一線を退いたところで、数千万人は、消えません。
アメリカ史上最悪な政権交代になるなら、せめてトランプとサポーターに名誉が与えられることを切に願います。
海外不動産に関して、聞きたいこと、知りたいことなどありましたら、お気軽にお問合せください!
ご質問・メルマガ登録はこちら