【IPAチャンネル】今は安い日本、5年後は全然安くない日本〜時代遅れ自虐デフレマインドで生きた人の悲惨な末路(鈴木ソロ683回)

東京に住んでいると、物価上昇を肌で感じます。ビジネスランチも駐車場も水光熱費もすべて値上がり、人手不足の業界・会社では給料を上げる動きも当たり前になりました。2022~23年から、日本は明らかにインフレモード突入。かつてのデフレ30年は一体どこに行ってしまったんでしょう。

とはいえ、いまは円安ですので、為替レートで換算すると、アメリカやヨーロッパと比べれば物価も安く、給与水準も安く見える。そこで「安い日本」という言葉が生まれ、多くは自虐を込めて使われます。ただ、今は安く見えても、5年もすれば物価が上がり、おそらく為替も元に戻り、「全然安くない日本」になっちゃうと思います。

なぜなら・・・「生活の質(QOL=Quality of Life)が高く、かつ覇権国と関係が良く、政治も安定してカントリーリスクの低い国は、結局、世界が注目して、投資が入り、いつまでも安いままで放っておいてくれない」からです。

言い換えれば、日本が「安かろう悪かろう」の国であるならば、これからずっと安い日本のままでしょうが、現実は真逆でしょう。日本の食事の良さ、サービスの良さ、公共交通システム、生活利便性、衛生環境、治安、医療サービスへのアクセスの良さが、世界の観光客やビジネスマンに絶賛されている。そんな良い国が、いつまでも安いままで居られるわけがないのです。

1990年代、生活の質が絶賛されている割に物価が安かったオーストラリアも、結局、世界から注目されて、その後は経済成長とインフレの時代になりました。日本もおそらくそのようになる。だから、5年後の「全然安くない日本」で快適に豊かに生きられるように準備しましょうと私は言いたいのです。物価が高くなっても結局、日本ほど住みやすい国はめったにないですから・・・

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