【IPAチャンネル】なぜ東南アジア売るの?オーストラリア不動産売ればいいのに?(鈴木ソロ581回)

日本で紹介される海外不動産は、国別にいえば「アメリカ」と「東南アジア新興国」(マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、カンボジア等)が圧倒的なシェアを占めています。 不動産投資家としての個人的意見をいうと、アメリカはともかく、なぜ東南アジア新興国をこれだけ多くの業者が売ってるのか、合理的な理由が分かりません。日本人に収益目的の実物不動産を紹介する上で、東南アジア新興国が最適な選択だとはどうしても思えません。

「不動産に似せた疑似金融商品、事業融資案件」を紹介しやすい国として東南アジアが選ばれるというなら話は分かりますが・・・それにしても、

・デベロッパーの賃料保証、買取保証をつけて売る(≒つけないと売れない)
・そのデベロッパーが約束を反故にしたら、他の誰かがほぼ同額で買い取ることが期待できない
・東南アジア販売業者の圧倒的多数が、新築・未完成物件のみ扱い、中古を扱わない
・お客様に売った物件が中古になった時いくらで貸せて売れるか、販売業者も分からない
・取引データも首都の都心部以外はあまり整備されていない

それって、普通考えて「不動産投資」とは呼べないだろうと私は思います。

少し考えれば、東南アジアのすぐ先に、成熟した先進国「オーストラリア」が存在し、不動産マーケットも素晴らしくて日本人顧客を笑顔にできるのに、なぜ皆そこに参入しないんだろう?(実質、日本ではオーストラリア不動産は弊社しか扱ってないようなもんだし・・・)

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