バンコク地下鉄で住みたい駅、投資したい駅

こんばんは、国際不動産エージェントManachanです。家族で楽しいバンコク滞在も、いよいよ明日で終わり。ここ2日、シラチャーとバンコクの不動産調査で、両足に血豆ができるほど歩き回ったので、今日は自宅(バンコク別荘)でゆっくり休んでます。
 
私、バンコクという街が大好き。世界一好きです。あわよくば、家族を連れてこの地に移り住みたいと思っています。もっとも、一家の収入を担う責任上、バンコクで暮らすには稼がねばなりませんので、昨年から収入をつくるべく、いろんな準備をしています。タイ語学習も昨年3月から始めてますし…
同時に、家族にはバンコクを好きになってもらい、この街で生活者として暮らすイメージをしてもらわねばなりません。そのため、昨年9月に、バンコクのラマ9世エリアで2部屋のコンドミニアムを買い、別荘として使うなかで、バンコク暮らしに慣れてもらう…という取り組みも始めています。
もちろん、相手のあることなので、一朝一夕にはいきません。子供の教育という、大事なテーマもあります。今後しばらくは、東京に住み、時には私ひとりで、時には家族でバンコクに何度も渡航しながら、この地で稼ぎ、暮らすモデルを、いろいろ試すことになるのだと思います。それが未来につながりますから、一日一日を、大事に生きなければなりませんね。
 
もし、バンコク移住が叶うとすれば、当然、不動産関連の商売で生計を立てます。事務所の場所もすでに決めてます。「アソーク」(Asoke)です。
「アソーク」は、BTSスクンビット線と、地下鉄MRTの連絡駅で、極めて利便性が高い。ここを拠点に商売するなら、職場に電車一本で行けるところに住むつもりです。通勤の選択肢は「BTS沿線」と「MRT沿線」の二つあるわけですが、バンコク在住の日本人は普通、アソークからBTSで東方面に進んだプロンポン、トンロー、エカマイ、プラカノン、オンヌットの5駅のうちいずれかに住むのが通例。日系不動産屋が紹介する物件も、この5駅(特にプロンポン、トンローの2駅)に集中しています。
ですが私は、自分の住まいはMRT沿線を中心に考えています。「人の行く裏に道あり花の山」ではないけれど、日本人にとって住みやすい環境が、必ずしも私にとってベストとは限らない。むしろ、タイ人ローカルの暮らしにがっつり染まりたいタイプの人間ですので、外国人目線ではマイナーでもタイ人の通勤通学の足として定着したMRTの方が、住まいの適地が見つかりやすそうな気がします。
昨年7月から、MRT沿線各駅をくまなく歩いた私の目線で、住むなら、あるいは投資するなら、どの駅を選びたいか、考えてみました。
 
1)私1人で住むなら、スティサン(Sutthisan)駅のローカルアパート
スティサンは、アソーク(スクンビット)からMRTで北に5駅目、乗車時間は約10分。BTSでオンヌット駅からアソークに行くのと似たような時間距離ですね。
所謂ラチャダー地区(Rachada)の一角を担う街ですが、同地区のMRT駅のなかでとびきりローカル色の濃いエリア。要は下町ですが、このディープな雰囲気が何ともいえず好きです。私ひとりなら、タイ人ばっかり住んでる月7000バーツ位の古アパートでも借りて、タイ文字しかない賑やかな市場で安いメシ食ってゆる~く暮らします。
 
スティサン駅の交差点・横断歩道
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南の都心方面をのぞむと、見事に都市ですが、
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東方面をのぞむと、なんだこりゃ?
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電線の感じが、なんとも、東南アジアですねえ (電気盗んでる店も多そう・・・)
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駅の南東側は、活気あふれる市場。食べ物たくさん、安い!
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完全に下町かと思いきや、ちゃんと、大企業のオフィスもあるんです
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2) 家族で住むなら、チャトゥチャックパーク(Chatuchak Park)駅あたりのコンドミニアム
私一人と違って、家族4人で住む場合は、さすがにローカル安アパートとはいかず、環境面、衛生面なども考えなくてはなりません。
家族で住むなら、やっぱり、公園やマーケットの近くが良いわけで、候補としてはMRT沿線なら「チャトゥチャックパーク」駅あたりのコンドミニアムが最有力でしょう。ウィークエンドマーケットの最寄駅かつ、BTS「モーチット駅」と連絡している極めて便利な駅です。アソークからは、MRTとBTSのダブルアクセス可能、所要時間はいずれも約20分で、BTS使えばサイアムにも直行できる。東京でいえば、渋谷と新宿にダブルアクセスできる「吉祥寺」に住むような感じですね。
ファミリー視点からみた、この地域の魅力は、何といっても、広大な「チャトゥチャック公園」、「クイーンシリキット公園」が使えること。無料で入場できる「子ども博物館」はじめ、手漕ぎボート、レンタサイクル等、いろんな楽しみ方ができます。また、小ぎれいな「オー・トー・コー・マーケット」で食材調達できるし、近代的なショッピングは最寄りの「セントラルプラザ・ラップラオ」があれば十分。都心に出る必要なし。
バンコクに定住するなら、この一帯で家族で住めるコンドミニアムを買ってもいいし、また借りてもいいと思っています(便利な割にタイ人相場だから安く借りられるしね…)。
 
緑豊かなクイーンシリキット公園
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食材の天国「オー・トー・コー・マーケット」
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ヤングファミリーに大人気「セントラルプラザ・ラップラオ」
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北バスターミナルの西側~バンス―国鉄駅にかけては、巨大な新都市開発が行われます。
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3)投資するなら、サムヤーン(Samyan)駅
地下鉄沿線で投資目線で面白いと思うエリアはいくつかありますが、サムヤーン駅の界隈もその一つ。
ここは、グローバル企業のオフィス、各国大使館、ホテルが林立する都心「シーロム」駅から西へわずか1駅。もう一つの都心「サイアム」からも1㎞圏内。バンコクの一等地にある割にまだ知られておらず、「これからの街」感を残しています。アソーク駅までも地下鉄で直通5駅10分。
サムヤーンは、タイの最高学府と言ってよい「チュラロンコン大学」の最寄り駅でもあります。バンコク都心ど真ん中にある有名大学はここしかないので、サムヤーンは都心型の学術都市、キャンパスタウンとして、タイ人にも外国人にも、これから人気出てくることでしょう。
 
サムヤーン駅の入り口、雰囲気が良い。
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チュラロンコン大学のお膝元
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中華系タイ人の住民が多く、下町の雰囲気も残しているが、他の下町より裕福そう。
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なお、私がいま、AirBnBを使って「収益を生む別荘」として運用している物件は、地下鉄「ラマ9世」駅近くにあります。ここ、投資目線ではバンコクでピカイチのエリアだし、住み心地も気に入っていますが、今のところ収益が上っているので自己使用するのは勿体ないですね。バンコクの住まいは、たぶん、こことは別に探すのだと思います。

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