台湾ガラスタワーの魅力

こんばんは、国際不動産エージェントManachanです。
6月27~28日に行った台湾不動産セミナーでは、素晴らしい出会いがいくつもありました。特に有益だったのは、台湾で「ガラスタワーのレジデンス」という世界的にもユニークな建造物を設計監修する、東急設計の北田さん、南海さんと出会えたことでした。
ご両名とも、グローバルに活躍する気鋭のアーキテクト。北京、台湾、ジャカルタなど、アジア各地のプロジェクトに携わり、「日本の仕事は余りやってない」そうです。特に、ガラス建築を得意とされており、
 
22年前に、世田谷ビジネススクエアを設計されたそうです!

 
用賀駅直結の「世田谷ビジネススクエア」(SBS)、私もこないだ別の用事で行ってきたばかりですが、SBSは日本で珍しい「総ガラス建築物」で、北田さんが設計を手がけられたそうです。
竣工1993年9月。当時のガラス建築は建築単価が高かったそうですが、それでも総ガラスにした主な理由は、車の排気ガス。SBSの所在地は首都高と環八が交わり、毎日10万台以上、東京有数の交通量がある場所。排気ガスで建物がくすんでしまうとランドマーク性が損なわれる。そこで思い切ってガラスを採用したそうです。
外壁がガラスなら、拭き掃除だけで済むので安価。確かに竣工後22年経っても、SBSは新築のようにキラキラ輝いています。ガラスの良さですね。
 
外観の美しさだけではありません。北田さんによれば、最近のガラス建築は以前に比べると単価も安く工期も短くなり、かつ、メンテナンスの手間と費用が少なくて済むそうです。この点は、私たち不動産投資家の心をくすぐりますね。
なぜ単価が安くなったのかというと、
1)東南アジアや中国で、低コストで板ガラスを供給できる工場が増えた。
2)今ではプレハブのように、工場で何階~何十階分の板ガラスを製造出荷、現場では組み立てるだけ…という工法が普及した
 
2)を聞いていると、飯田産業の木造戸建住宅を想像してしまいます。同社も「躯体を工場でつくって、現場で組み立て」を徹底することで工期を短縮、建築単価を下げているわけですが、ガラス建築でも同じことができるんですね。
 
さらに、ガラスのメンテナンス性が優れている点も、注目に値すると思います。

1)日本のような多雨の国で、建物を傷ませる主要な原因は「水の浸入」だが、最近のガラス建築は接合部にガスケットを入れて、水が入りこまないよう設計されているので、建物が長持ちする。

2)万が一、ガラスが損傷した場合、板ガラスユニット(1mx3m)を付け替えれば良い。タイルの目地補修のようなメンテはガラスの場合必要ない。
 
気になるのはプライベート感ですが、ガラスの場合、外から中が見えない、中から外がはっきり見える材質のものがたくさんある。さらにガラス建築は比重が軽いので、免震、耐震も優れているとか・・・・
北田さんの話を聞いて、まじで、ガラスで賃貸住宅を建てて、賃貸経営してみたくなりました。ま、私たち零細大家の財力では厳しいでしょうが、もっとお金ができれば、是非…
2019年、台湾(台南市)に総ガラスのレジデンスが登場。今から楽しみです。