大相撲とモンゴルのいま

こんばんは、国際不動産Manachanです。
私の住まいは、東京の江東区にあります。隣の墨田区には、両国の国技館があって、もうすぐ、大相撲の初場所が行われます。お相撲さんには身近な土地柄です。10日目には、柏の実家から両親が来て、幕下から十両、幕内まで観戦する予定です。我が家から近いので便利ですね。一番見たいのは、もちろんこの人、
 
「モンゴルの怪物」逸ノ城関

約10年前から、日本の大相撲はモンゴル出身力士の独壇場。武蔵丸以降に生まれた3人の横綱は全員モンゴル人、更に現在12回連続でモンゴル人力士が大相撲を優勝、まさに相撲界を席巻していると言って良い。強い、強すぎる!
モンゴル人力士の一覧
 
私の子供時代は、大相撲で強いのは日本の北国出身の力士でした。北の湖、千代の富士、若乃花、貴乃花…等々。三役は、ほぼ北海道や青森県出身の力士で占められていました。その強さの秘密は、雪国の厳しい生活で鍛えられた強い足腰だと説明されていました。
いま、それに取って代わったのがモンゴル人力士ですね。彼らの強さの秘密も、北国の厳しい生活、乗馬で鍛えられた足腰と、ハングリー精神なのでしょうか?
 
私、昨年11月に実際にモンゴル行って、力士の強さの理由が何となく分かりました。
男も女も、とにかく、体格がデカい、ごつい!
 
モンゴル人…顔は日本人とほとんど変わりません。私、ウランバートル空港の入国審査で間違ってモンゴル人の列に並んでましたが、顔が同じなので全然違和感なかった。
でも、体格だけが違う。北東アジア人のなかでは比較的小柄で華奢な日本人に比べると、モンゴル人は縦も横も、当社比1.1倍といった感じで…とにかく、体躯のがっしりした大男が多い。女性も華奢な人をほとんど見かけない。
こんなにデカいなら、日本人が相撲で勝てないはずだよなあ…
 
体操、柔道、フィギュアスケートなど、テクニックの比重の大きいスポーツに比べて、ラグビー、相撲といったフィジカルな、身体と身体のぶつかり合いの競技では、とにかく、体格や筋肉量がものをいう部分が大きい。
もちろん、小柄でもアスリートは鍛えれば強くなるし、テクニックも身につきますが、ナチュラルにデカくて、しかもテクニックも優れている人々に、フィジカルな競技で勝つのは至難の業。ラグビーの日本代表が、大男揃いのオーストラリアやフィジーに勝つことを想像するのは難しい。
 
あと、モンゴル人と日本大相撲との相性の良さもあるのでしょうね。体格だけでいえば、欧米人だって、中国の北方人だってデカくて筋肉量も多いけど、相撲の世界ではなぜかモンゴル人が突出して強い。日本の相撲部屋での生活やしきたりなど、モンゴル人と親和性が高いのでしょうね。他の外国人に比べて日本語を覚えるのも早そうだし…
とはいえ、モンゴルの生活も急速に変わりつつあります。今やモンゴルは首都ウランバートルに総人口の約半数が集中する超・都市社会。遊牧から定住へ、草原から都市へのシフトが進んでいます。「ウランバートル団地暮らし」もこれから大いに普及するでしょう。
 
最近のモンゴル人の子供は、外に出ず家でテレビゲーム三昧という話もあります。同国人力士の強さを支えた、かつてのハングリーな生活も急速に失われていくのかもしれません。
また、いまのウランバートルは、スポーツがしやすい環境とはお世辞にもいえません。運動できる施設が非常に少ないし、冬場は空気が汚くてジョギングする人もいない。力士は滅法強いけれど、スポーツ文化を支える市民の裾野がほとんど育っていないようです。
 
そのウランバートルで、スポーツ文化を振興すべく、「スポーツをテーマとした一貫教育校」の創設を目指す、モンゴル人起業家と先日知り合いました。全天候型の室内スポーツ施設をつくり、世界で活躍するモンゴル人や外国人のアスリートやコーチを招聘すると…私、学校事業は全然詳しくないけれど、その理念は大いに共鳴できるものでした。
近い将来、日本の投資家のお金を導入して、モンゴルで学校事業をする話が出てくるのかもしれませんね。