千葉県北東部では、昭和後期から平成バブル時期にかけて、東京通勤者向けのミニ分譲地が多数、虫食い状に開発されました。東京都心から片道2時間もかかるような僻地ですが、まだ土地神話が生きていた時代、投機目的も含めて、たくさんの方が「超郊外」の土地を求めました。バブル崩壊後、その多くは経済価値を失い、人が住まなくなり、半ば放棄された分譲地が多数残されています。
ただ、そうした限界ニュータウンのなかで、成田空港の経済圏に属する場所は、まだ救いがあります。東京通勤は無理でも成田通勤者のための住宅地として、あるいは工事業者の宿舎や、インバウンド向け一棟貸し民泊として一部蘇る動きがみられます。
今回取り上げる成田市の「ビバランド分譲地」は、成田中心地から12km、最寄り駅から5.5km離れた交通利便最悪の場所で、「限界ニュータウン探訪記」にも多数登場している、絵に描いたような限界ニュータウンですが、
それでも、圏央道開通によって成田への利便性が向上したため、賃貸需要は旺盛で、不動産投資視点で面白い場所になりつつあります。
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