私は子供時代、6歳の時、妹の「おまけ」でピアノを習い始めましたが、その時、私に生まれつき、「絶対音感」が備わっていることが分かりました。
この絶対音感があったおかげで、私はピアノを習った初期は、「文京区小日向のヤマハピアノ教室始まって以来」という超速なスピードで上達しました。ピアノの先生もビックリ!挙句の果てには、「マナブくんを是非、ウィーンの音楽学校に行かしてみたらどうか?」という話まで出たほどです。
しかしその後、より高度なレベルのソナチネ、ソナタとかチェルニー40番とかまで行くと、これまでの快進撃が嘘のように、上達が止まってしまいました。理由は簡単です。絶対音感があることと、音楽センス、つまり音楽性があることとは、全く別物だからです。
今にして思うと、絶対音感っていうのは、世の中にある全ての音や言語を数値(440ヘルツとか・・・)に脳内変換する、デジタルな能力のことだと思うんです。私にはデジタルな脳はあっても、人の心を動かす音楽に求められるアナログなスキルは、からきしなかったのです。
で、大人になった私は、ITエンジニアになりました。デジタル脳が能力を発揮できる、ITやAIの時代に居合わせて、ラッキーでした。
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