おはようございます。国際不動産エージェントManachanです。
「住みやすい国ランキング」、「住みやすい都市ランキング」とか、世の中たくさんありますよね。たとえば、
英モノクル誌で、東京が世界一住みやすい都市に
住みやすい国ランキング、シンガポールがトップに。Internation調査
これって、話のネタとか、アクセス数稼ぎには良いですけど、実利的な意味はないと思います。調査機関によって順位が全然違う上に、一人ひとりの嗜好も違う…という真っ当な指摘もありますが、それ以前に、
一人当たりの医療施設とか、公園の面積とか、生活利便施設の数とか、犯罪発生率とか、そういうものを基準に居住地を選ぶ人間はほとんどいない。
と思うからです。たとえば、日本の都道府県で住みやすいランキングの類が昔からあって、北陸地方の福井県、富山県、石川県がいつもトップクラス、首都圏の埼玉県や千葉県がいつも最下位クラスの定番なのですが、
じゃ、ランキング上住みやすいからといって、埼玉や千葉の人間が北陸に移住するのか?というと、話は全然別で、いまこの瞬間にも、北陸出身者が首都圏に移住して、埼玉県民や千葉県民になっているはずです。
1999年に、経企庁の「豊かさ指標」で最下位になった埼玉県の土屋知事が猛烈な抗議を行い、このランキングは翌年から発表されなくなった…という話もありましたね。
ま、そんな感じで、住みやすいランキングの意味はなく、一人ひとりの考えが大事だと思うのですが、私にとって、住みやすい街とは、どんなイメージなのかというと、笑っちゃうくらい機能的、物質的な基準でして…
・買い物が超便利。徒歩10分圏内で生活に必要なものが全て揃う。
・交通が便利。国際空港や鉄道のターミナル駅が近くにあって、世界中どこにでもすぐ行ける。
・物価が安い(月5万円くらいで便利な場所に家借りられるイメージ)
・外食の選択肢が豊富で、安くてうまい(東~東南アジアの都市は、どこも合格。南欧やトルコもOK。)
逆に、それさえあれば、公園とか福祉とか環境とかは二の次でいい、というのが私の感覚。便利な都会に住んで、交通機関使って自然豊かなところに行けばいいだけだもんね。
治安面だって、私は男なのであまり高い要求はありません。世界中の恐い場所たくさん行ってるので免疫もできてしまったし…
衛生面だって、バックパッカー上がりの野郎ゆえ、あまり高い要求はありません。ゴキブリが出るような小便臭い安宿にも平気で泊まれてしまいますし…あと、胃が丈夫で、新興国・途上国で屋台メシを手当り次第食っても、お腹を壊したことが人生で2回しかないので、この面での要求水準も高くありません。
日本語や英語が通じる…必要もありません。世界中どこに住んでも、私はしばらくしたら現地の言葉覚えて馴染んでしまう体質の人間ですので。
一方で、私は時間がない人ので、「買いたいものが、すぐそこで手に入る」、「行きたいところに、すぐ行ける」という意味での利便性はとても大事。こういう条件がなければ、いくら自然豊かで社会資本が充実してても、暮らせません。
上記の視点から、私にとって世界一住みやすいと思う街は、
タイのバンコク
です。とにかく便利ですもん。街中、どこを見てもコンビニだらけ、ATMマシンだらけ、スーパー、デパートたくさん、消費物資は豊富。電車もある、タクシーは安い、国際空港はワールドクラス。それに、ローカルめしはうまい、安い!
近隣諸国の首都、ヤンゴンとかプノンペン、ハノイあたりに比べても、生活利便性は雲泥の差ですね。シンガポールも便利ですけど物価はバンコクの方が断然安い。クアラルンプールやマニラあたりは魅力的ですが、便利さや、安くてうまいローカルめしの豊富さではバンコクに軍配があがる。
東アジアだと、東京、福岡、香港、台北あたりが好きですけど、バンコクの利便性はどの街と比べても遜色ない上に、物価の安さは群を抜く(余談ですが…バブル時代の東京より、今の東京の方が断然住みやすいと思う私。)
私にとっては、至高の価値を持つ都市・バンコクに、今晩、行ってきます。明日はバンコク市内ラチャダーの土地局で登記してきます♪