2020年1月より10年間、カリフォルニア州全域にレントコントロールを適用することが決まりました。
これまでは限定された市でのみの法律でしたが、止まらない賃料高騰により増加するホームレス問題、貧困問題に対する対策として制定されました。
規定は、毎年の賃料の値上げ上限を5%+インフレ率までとすること。そして、賃上げを目的とした、理由なき借主退去要請を禁止すること。
この規定により、投資家やデベロパー等、供給側のモチベーションを下げない為にも、築15年以内の物件は対象外とされました。
ホームレスの増加にはもう少し違う、根本的な問題があるのではないかしらと思いますし、
5%+インフレは依然割と高め、投資家目線でも十分な値上げ幅だと思います。
それでも、10%以上の値上げを要請するような、日本人的には常識外なことが起こることも事実なので、借りる側としては安心。
レントコントロール適用エリア内に有る物件は、テナントを見つけやすいという事実もあるので、投資家としても不便はない。
そんなところではないでしょうか。
続くインフレーション、不動産価格と賃料の高騰、はカリフォルニアにおいて日常になっているニュース。
今後も動向はお知らせさせていただきます。
参考文献
California governor signs statewide rent-control law
https://www.marketwatch.com/story/california-governor-signs-statewide-rent-control-law-2019-10-08
Here’s how California’s rent control law will work
https://la.curbed.com/2019/9/24/20868937/california-rent-control-law-bill-governor