【IPAチャンネル】千葉の物件が高いなら茨城へGO!~成田の向こうでは実は茨城県側が都市レベル高い(鈴木ソロ821)

千葉県の成田空港周辺は、いま不動産投資熱がアツい。場所によっては、バブルの様相を呈しています。

成田エリアは東京都内から60km以上の距離があり、遠すぎて通勤圏として成り立ちませんが、かつてのバブル期には無秩序な住宅開発が行われ、投資・投機資金が流入して不動産価格が暴騰。その後、バブルが弾けると需要も激減し、条件の悪い分譲地は二束三文の価値しかなくなりました。

その状況が変わったのが、2020年のコロナ禍以降。金融緩和とカネ余り、東京の不動産価格高騰や融資厳格化の影響を受け、「現金で買える」成田エリアの中古戸建等の価格が再び上昇をはじめ、その動きが周辺地域(香取市など)にも波及しています。今では「千葉県」というだけで高値で取引される事例が続出。買っているのは主に都内の投資家です。

ですが県境を北に越えた「茨城県」側には不動産価格高騰の波がまだ波及しておらず、数年前の千葉県の値段で買える物件が多く、利便性、ポテンシャルによっては注目に値すると思います。東京や神奈川の投資家にとって、千葉は近くても茨城は遠いイメージがあるのが主な原因でしょう。

ですが成田空港以東では、「千葉>茨城」の公式があてはまりません。千葉県側は産業発展が遅れて人口減少が進んでおり、かえって茨城県側の方が栄えて都市レベルや利便性が高いことも多いのです。鹿島工業地域を抱えて優良企業が多い神栖市がその典型です。

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