【IPAチャンネル】日本の公教育なかなかイケてると思う〜東京で暮らす国際結婚カップルの視点(鈴木ソロ711回)

日本で育ち、国際的に活躍する人ほど、日本の公教育に対する視線は厳しいことが多い。彼らの本音を探ると、

「学校の勉強だけやってても使える英語が身につかない」

その不満が大きいと思います。もちろん学校だけの責任ではないでしょう。日本は非西欧圏には珍しい「日本語だけで高等教育まで受けられる社会」であり、「国内マーケットもそれなりに大きい」ため、国民レベルで英語を使う機会が概して少ない社会で、英語力だけで比べると他国に見劣りしてしまう。かくいう自分も英語で相当苦労した・・・それが不満の主な原因になっていると思います。

一方、我が家は「英語に全く困らない」家庭です。妻は英語ネイティブ、私は日本育ちながら外国語学習を全く苦にしない特殊タイプの頭脳。子供たちも当然、生まれながらに日英バイリンガル。「英語なんて、いつでも後付けで、何とでもなる」と思っておりまして、そういう立場からみると、日本の公教育、特に小学校から高校までは、かなりイケてると感じます。

・公教育だけで、世界的にみても高い基礎学力が身につく(PISA国際学力調査でOECD37か国中トップ3)
・児童だけで掃除、文化祭、修学旅行など、世界的にも珍しいスタイルの教育を通じて、「日本人になる訓練や共通体験」ができる

我が家の子供たちも、不登校などチャレンジはありましたが、結果論として、日本の公立の学校に通わせてよかったと思います。

メルマガ登録・お問い合わせはこちら
Translate »