【IPAチャンネル】日本経済「春」の時代が到来する〜働きアリ国民はインフレに強い(鈴木ソロ690回)

世界にはいろんな性格の国民が存在しますが、日本人はイソップ童話「アリとキリギリス」で言うなら、典型的な「アリ型」国民。

アリ型国民は、「頑張る、よく働く、パーティーが苦手、贅沢しない、生産が得意、消費が苦手」という特徴があります。これは自然災害の多い日本の国土で長い年月かけて形成された性格なので、すぐには変わりません。

そして、アリ型国民の経済は、インフレに強く、デフレに弱いという特徴があります。インフレとは「モノの生産流通に対して貨幣の量が多い」つまり、流通する貨幣に見合うだけの生産力が足りないのですから、そこでアリ国民・日本人の出番。世界中のみんなのために生産を頑張れる日本の経済が栄えることになります。逆にデフレ局面になると、元気が出ません。本来パリピみたいにガンガン消費して経済を盛り上げるべきなのですが、キリギリスになれない日本人はどうしてもそれが苦手です。

で、世界の経済は、だいたい40年サイクルで「インフレ基調」と「デフレ基調」を繰り返してきました。

1900~40年   デフレ基調(金本位制)
1940~80年   インフレ基調(金本位制瓦解、マネーサプライ革命)
1980~2020年 デフレ基調(グローバル経済、中国の台頭)
2020~      インフレ基調(米中デカップリング)←今ここ

インフレは世界的なメガトレンドで、今後数十年続くでしょう。日本人、日本経済にとって居心地の良い時代の到来です。とはいえ、これからインフレ時代が続くのにデフレ時代のマインドのままではダメです。これから投資は必須!大衆の気分に寄り添うマス情報は資産形成に有害。特にマスコミや、ひろゆきの言うことを鵜呑みにしてる人は要注意。

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