【IPAチャンネル】インフレの国で投資しなかった者の末路〜オーストラリアで家を買わず貧乏になった日本人移住者の話(鈴木ソロ681回)

これからの日本はインフレの世になる、株でも不動産でもいい、とにかく投資・資産形成しなければ生活が苦しくなると、私(鈴木)は主張し続けていますが、日本は過去30年、デフレがずっと続いた国なので、年々物価が上がるという状況がイメージできない人も多いと思います。
そこで、私が暮らした2000~05年のオーストラリアのお話をシェアします。
当時、同国は経済黄金時代と呼ばれていました。

経済成長率 2.66~4.17%/年
インフレ率 2.14~4.66%/年

先進国経済としては申し分ない理想的な数字。雇用は増え、失業率は下がり、多くの人がフルタイムの仕事にありつきました。ただ、そんな経済状況下でも、皆がハッピーになれるわけではありません。毎年、物価が上がります。そして給料は物価上昇のペースに、通常は追いつきません。ですので不動産など、インフレに負けない「殖える資産」を持つ必要があるのですが、当時、日本からオーストラリア(シドニー)に移住した日本人の多くは、その発想がありませんでした。

家を持たない、賃貸暮らし。その賃料は年々、容赦なく上げられてしまう。給料はそこまで増えない、税金と家賃で生活費が消える。年を追うごとに生活が厳しくなり、泣く泣く、都心から遠くて不便で、小さくて古い家を借りる、つまり生活水準をダウングレードせざるを得なくなる。でも、そこの賃料でさえ、
容赦なく値上げされてしまう・・・

そんな彼らは、レントジプシー(Rent Gypsy、賃貸放浪者)と呼ばれます。夢を持ってオーストラリア移住してきたものの、投資リテラシーがなかったために、失意の帰国をした者もいます。

「インフレする国では、絶対に投資が必要・資産経済の世界に自分の居場所をつくらなければならない」、これは鉄則です。

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