北海道の函館市は、全国的知名度のある、非常にイメージの良い観光地です。「市町村魅力度ランキング」では、札幌市や京都市と並んで、全国トップ3の常連という、凄いブランド価値を持つ都市です。
一方で、函館には観光以外に目立った産業がなく、人口減少に悩んでいます。航空機の時代になり「新千歳空港」に北海道の玄関口の地位を奪われて以降、交通アクセスに恵まれません。観光に力を入れようにも、首都圏や札幌圏からは、陸路で4時間以上かかる上に、せっかく新幹線が通っても新函館北斗駅で在来線に乗り換えなければならない。飛行機利用でも函館空港からバスでアクセスが必要と、いまいち不便です。
函館の観光業をより高付加価値化していくためには、新幹線を函館駅まで乗り入れて、観光客がグリーン車に乗ったまま函館の中心地に入れるようにする施策が不可欠だと思います。これが実現すれば、「2015年北陸新幹線で大ブレイクした金沢」の再現が、函館の地に起こることでしょう。函館のリーダーとなった大泉新市長の手腕にも期待したいところです。
すでに日本国内で、古民家再生を3件手がけた私ですが、次にやりたい場所は「函館」なんです。函館の「和洋折衷住宅」のオーナーになり、日本・アジアでオンリーワンの価値を持つ函館の歴史・文化を体験できる宿をつくりたいです。
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