【IPAチャンネル】江戸期に栄え明治に没落し、令和のいま再び輝く金沢に学べること(鈴木ソロ659回)

北陸3県の中心都市、というより、江戸期において「加賀百万石の城下町」として日本有数の栄華を誇り、現在、その歴史遺産を活かした観光都市として栄える「金沢」という街が、ここ数百年の間にたどった軌跡が非常に興味深いです。

・江戸期の金沢は、江戸、大坂、京に次ぐ、日本第4位の大都市で、富裕度においても日本一の街だった。

・しかし明治維新で武家の世が終焉、前の時代にうまくいきすぎていた金沢は新しい世の中に対応できず、その後、昭和・平成期に至るまで、約100年間、没落・低迷の時代を迎えた。

しかし、「再生産できないユニークぬ歴史遺産」を豊富に持つ金沢は、2015年、北陸新幹線の延伸を受け、強い観光産業を持つ北陸の中核都市として、再び繁栄の時代に向かおうとしています。

金沢の経験から、私たちは何を学べるのか?

「都市や国家の経済を支える前提条件は、時代とともに変化する。突然、変化が訪れることもある」、「前提条件が変わったのなら、旧時代の考え方や慣行を、次の時代のそれにシフトチェンジしなければならず、それができなければ没落あるのみ」

ただ、上手に変われなくて、一度没落を経験した都市が、その後ずっとダメダメなわけでもないんです。

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