【IPAチャンネル】ニューヨーク金融資本が日本経済を大復活させる?(鈴木ソロ637回)

バブル崩壊以降、30年ほど低空飛行だった日本経済。いま、その流れが明らかに変わろうとしていますが、日本に住み、マスコミの情報だけ聞いていると「デフレ・不景気脳」から抜け出す発想を持つのは難しいです。

でも海の向こう、ニューヨークではここ数か月、日本経済を絶賛する論調が相次いでいることをご存じでしょうか?大手金融メディア「ブルームバーグ」編集長が直々に論説を書き、「長期停滞を克服した日本、G7諸国の羨望の的に変身」とまで言い切りました。またノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン氏も、「人口動態を考慮にいれると、日本は著しい経済成長を達成した。日本は先進国のお手本だ。厳しい少子高齢化に見舞われても、繁栄と社会的安定を保つ日本に学ぶべきだ」と主張しています。

ニューヨーク金融界隈で日本ベタ褒め記事が連発されたタイミングは、奇しくも、岸田首相のニューヨーク訪問時期(9月19~23日)と重なっています。

要は、明らかにポジショントークなのです。その心は、アメリカ金融資本からみて、中国に投資しにくくなった。その代替として、いま日本(と韓国)にアツい視線が注がれているのだと思います。

彼らが注ぎ込むであろう巨額なマネーが日本経済全体を浮揚させるかどうかは分かりませんが、株式、不動産投資にとっては明らかにチャンス到来。30年ぶりにイケイケ状態になりそうだとみています。

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