選挙前はにわか政治系Youtuberになる私。参院選の公示は6月22日、街頭演説会は各地で始まっています。この選挙は、最初から与党・自民党が勝つのが分かってて、盛り上がりに欠ける選挙といわれますが、興味を持ってみていればいろいろと面白い動きがあります。
今回の選挙は、ウクライナの戦争とプーチン核の恫喝を目の当たりにした日本の有権者が、国防や安全保障に対する関心を大いに高め、「舵取り難しそうな局面なので、とりあえずここは経験豊富な自民党に任せておこう」と考える方が多く、それが今の高い支持率につながっていると思います。その結果、立憲民主はじめ左派野党は没落傾向。
では左派野党が沈んで自民が安泰なのかというと、ま、選挙には勝つでしょうけど、内容的にはあまり安泰でないかもしれません。なぜなら岸田政権になってから、保守の岩盤支持層が自民離れしつつあるからです。
岸田率いる自民を支持できなくなった保守派の票はどこに行くのか?誰が受け皿になれるのか?まだマイナーではありますが、国民民主党と参政党がその候補だと思います。なぜなら、安全保障政策にせよ経済政策にせよ、自民党内保守派に最も近く、岸田不満層ど真ん中の主張をしているからです(あと維新という話もありますが、よく考えれば、維新の方向性は自民保守層とかなり違う…)
また国民民主党と参政党は、情報感度が高く、政治・経済リテラシーの高い人に支持されやすい政党だという気がします。いずれもネット上の情報発信に長けており、テクノロジーを政策に活かしていこうという姿勢があります。また人気取りのために減税とか、富裕層から取り立てるみたいな非現実的、民衆迎合的なことをいわない、自分が良いと思うことを政策に掲げている、その面で真摯さを感じます。「まともな野党が欲しい」という有権者のニーズに対する一つの選択肢ではないでしょうか。
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