日本維新の会といえば、早ければ7月の参院選で、立憲民主を抜いて野党第一党になるかもしれない存在。日本政治において、憲法改正や安全保障、経済成長戦略など、喫緊な話題が山積みのなか、維新はキャスティングボートを担う存在であることは間違いありません。
ただ維新の今後が順風満帆であるどうかは、まだ未知数。維新は昨年の衆院選で大躍進しすぎたので、期待値がインフレしている感もあります。また維新の内部では、対外政策という点において、個々の政治家の間で極端な振れ幅があるのも懸念点です。特に中国、北朝鮮、ロシアといった、政治体制や価値観の異なる外国の肩を持つような言動をする有力政治家は自民党にもいますが、特に維新に目立ちます。
今のところ、維新の成長を阻害するのは、ずばり「橋下+宗男リスク」です。
特に維新にとってインパクトが大きい、橋下徹リスクにフォーカスして話を進めていきます。
1)維新の台頭と、コメンテーター橋下徹の役割
2)なぜ橋下徹はネット世論に嫌われたのか?
3)上海電力疑惑とは何か?