【IPAチャンネル】尾道餃子事件で絶縁!~トップ10%志向のホリエモンvs一般ピープル志向のひろゆき(鈴木vol.453)

ホリエモンこと堀江貴文、ひろゆきこと西村博之は、ともに日本を代表する実業家兼タレントで、ネット言論のリーダー的存在です。この二人のトークは相性が良く、視聴者を楽しませてくれていました。あの事件が起こる前は・・・ 

それは広島県尾道市で、2020年9月に起こった「餃子事件」でした。尾道訪問中のホリエモン一行3名が、餃子店でマスク着用をめぐって店主とトラブルになり入店拒否をされ、怒ったホリエモンが店名が類推できるような形でSNSで拡散。それでファンからの嫌がらせ電話が相次ぎ、閉店に追い込まれてしまいました。ホリエモンは炎上。

その店主に助けを差し伸べたのがひろゆきで、クラウドファンディングで1500万円を集めて、餃子店は無人店舗として復活しました。世間はひろゆきに拍手喝采を浴びせ、ホリエモンは悪者にされました。感情的に納得いかないホリエモンは、ひろゆきと絶縁しました。

この二人のトラブルの背景には、情報発信におけるターゲットおよび前提の違いがあると思います。

ホリエモンは、「俺の話についてこれる奴だけ相手にする」スタイルで、たとえていえば日本のトップ10%をターゲットとして情報発信するスタイルが身上で、二極化する知識社会において「勝者になる」ことを志向・提唱しています。

一方でひろゆきは、「知識社会で上の方にいけないと思われる、日本全体の90%を占める一般ピープル層を相手に」、イジリつつも「共感」するスタイルの情報発信が身上で、二極化する知識社会の中で「勝てない人は諦めて、競争せずラクに生きる」ことを提唱しています。

両者を比べると、ひろゆきがマスメディア向き、ホリエモンはネットメディア向きであるといえます。

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