【IPAチャンネル】参院選でキッシー自民が負けるシナリオ~保守層の怒りで維新、国民が躍進か(鈴木vol.416)

日本は今年7月に参院選を控えています。昨年の衆院選で261議席の絶対安定多数を確保して発足した岸田政権にとって、最初の審判の場になります。参院選で勝利すれば、次の衆院選までの3年間は国政選挙もなく、長期政権が視野に入ってきます。キッシーこと岸田首相は、通常国会で野党やマスコミを極力敵にまわさず、出入国管理法など国会で紛糾しそうな法案を先送りにし、7月までは安全運転に徹するスタンスのようです。

では、この戦略でキッシー自民が参院選で勝てるかとうと、このままでは危ないと私はみています。落とし穴はどこにあるのか?それは、

「保守層の怒り」と「自民離れ」のリスクです。

左派とマスコミは岸田政権に満足かもしれませんが、有権者の3割程度を占めるとされる保守層の選挙民は不満を募らせています。親中色の強い林外相や茂木幹事長の登用、高市政調会長の冷遇、財務省や公明重視の政権運営など、不満の種はつきません。

彼らが自民にお灸を据えたい時に、飯間は維新と国民民主という、現実的な受け皿ができているため、参院選で彼らの票がごっそり維新と国民に行ってしまい、自民惨敗という可能性もありうると思います。

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