SNSの普及に伴い、若い世代を中心に、電話が苦手な人が増えてきたようです。私は若い年齢とはいえませんが、もとITエンジニアということもあり、メールとかSNSみたいな非同期通信を好み、電話みたいな同期通信を嫌う傾向があります。
メールやSNSなら、好きな時間に返事すればいいし、いまやってる仕事を中断せずに済む。集中力も持続できるし、電車を待ってる数分間みたいな隙間時間を有効に利用してメールにレスしたりできます。一方で電話だと、いまやってる仕事を中断しなくちゃならないし、相手と同じタイミングで対応しなくちゃならない。電話切りたくても相手がいるからすぐには切れない…だから私は電話嫌いなんですね。
電話が苦手、というわけじゃないんです。相手とちゃんと時間を決めて、何時何分から何分まで、こういう話題を話す、みたいなセッティングが予めできていれば、むしろ話すのは得意な方ですし、相手の話を聞くのも得意です。要は、ランダムにかかってくる電話を取るのが嫌なんです。
日常業務が多忙を極める昨今、私は、自分の携帯にかかってきたランダムな電話を一切取らないことに決めました。すぐ電話を取らなくても、あとで自分の好きな時にコールバックすることにしました。それで不都合はでていません(たぶん)。
さらに、電話から解放されるために、次の3つを、数か月にわたって実践してきました。
1)社内の情報共有を徹底し、私しか知らないことをゼロにする。
2)お客様に対しては、弊社社員に私の秘書業務をお願いし、電話応対やスケジュール調整をやってもらう。
3)得意先に対しては、私は電話に出る時間がないので連絡はメールかSNSにして欲しいとお願いする。
それをやり続けた結果、今では電話問題に悩まされることは少なくなりました。日本中にいる電話嫌い社長に、この経験をシェアしたいです。
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