【IPAチャンネル】弱者サバイバル術 vs 弱者を利用する黒い政治勢力(鈴木vol.235)

いま国内外で、社会的弱者とされる特定の人種、民族集団、性別、障がい者等々の地位を向上し、これまで積みあがってきた不平等を是正しようという動きが起こっています。

ところで、弱者・少数者の社会的地位を向上する方法は二つあります。

1)「ディール」(取引)。弱者が自分の価値を皆にアピールして、時間をかけて尊重を勝ち取る。
2)「ノー・ディール」(強制)。権力を使って強者・多数者の既得権益を一気に奪い、弱者に分配する

私自身は、「変わり者」(アスペルガー)という意味では、自分を弱者だと認識しています。弱者なりにこの社会でサバイバルするために、「ニッチなスキル」を身につけ、そのスキルを必要とする人に買っていただくことで、社会における自らの存在価値をアピールし、徐々に社会経済的地位を高めてきました。このタイプの変革は「ディール」(取引)になります。

一方で、20世紀のロシアや中国で起こった共産主義革命とか、いまアメリカの民主党州などで、「マイノリティ・移民保護」や「ジェンダーフリー」の旗印のもと、行われている急進的・左派的な政策は、「ノー・ディール」(強制)型になります。
かつて共産主義が失敗したように、「ノー・ディール」(強制)型の政策をやっても、弱者の地位向上にはたぶんつながらない。胴元が権力独占して、甘い汁を吸うだけに終わると思います。 「弱者を政治利用する黒い勢力」には、気をつけたいですね。

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