私鈴木は30代の頃、まさにグローバリズムの最前線にいました。日本人ながら、アメリカと中国の労働や利害関係がせめぎあう現場で働きました。
2005年に、中国・大連で就職して、アメリカ・ノースカロライナに長期出張した当時の私のミッションは、ずばり、「アメリカ人の職を奪い、中国に持ってくる」ことでした。出張に先立ち、アメリカ人社員5名が解雇され、その仕事を中国・大連で私の率いる3名のチームで引き継ぐことになったのです。
首になったアメリカ人社員が、テキサスのダラスに移っていく日、私は見送りにいきましたが、ピックアップトラックに家財道具を詰め込んで、20時間近くかかるダラスまで長躯ドライブの旅に出ていきました。その後ろ姿に、アメリカの魂を感じました…
嗚呼、非情なりグローバリズム!
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