アメリカのなかで、コロナ対策やマスク着用をめぐって、大論争が起きています。民主党州は概してマスク着用を強調しロックダウンに熱心、一方、テキサスやフロリダなどの共和党州はロックダウンを嫌い、リスクの低い若い人が経済を動かし、65歳以上の老人に集中して対策をするという考え方が強い。バイデン大統領や連邦政府がマスク着用義務化を奨励しているのに、2月末時点ですでに13州がマスク義務を解除、その全てが共和党州。
それに加えて、テキサス州とミシシッピ州がマスク義務化解除を発表したことでバイデンが激怒。「マスクつけないのはネアンデルタール人のような判断」だと上から目線で批判。それに対し、テキサス州知事ダン・パトリックが猛然と噛みついた!「お前が大統領になってから、不法移民を野放図に入国させるようになったんだろ!一日何百人も何千人も、PCR陽性が出た移民連中を野放しにして、その影響は国境に面したテキサス州が被るんだよ!」
テキサスの場合、移民が絡む問題ゆえ複雑ですが、コロナ対策ひとつとっても一枚岩になれないアメリカなのでした。コロナ対策に熱心で、マスク着用やロックダウンが好きな民主党州が、共和党州に比べてコロナ封じ込めに成功しているとはいえないのも痛いです。
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