全世界を巻き込んだコロナ禍のなか、日本の相対的な安定感が光ります。
アジアの多くの国と違い、日本は強権的な私権制限を伴う主題を取らずにコロナに立ち向かい、 死者数や重症者数をみる限り欧米主要国と比べて非常に軽微な被害に抑えこんでいます。経済も復活の兆しが見えてきました。
コロナ下での政権交代を成功させた日本は政治的な安全度が光ります。欧米各国や中国にみられる統治構造の不安定化もなく、国際政治の上で存在感や発言力を増しています。
「安全安心の国、日本」といっても、多くの日本人にはピンとこないかもしれません。世間ではポストインバウンドの観光経済が不安視されていますが、日本人自身がうまく言語化できない「底力」(自律、公衆衛生、道徳など)が、コロナに苦しむ世界から注目され、来年以降、インバウンド観光や不動産需要の復活というかたちで顕在化すると考えます。
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