【IPAチャンネル】コロナを怖がるほど負け組になる～パンデミックを使った全世界二極化ゲームの構図と、「下」に落ちないための思考力と行動力（鈴木ソロ544回）

コロナ・パンデミックになって、はや３年。いま日本社会は完全に二極化しています。同じ６０～７０代シニア世代でも、全国旅行割を使って観光地をアクティブに動く層と、コロナを怖がって外出しない層の両方がいます。
そして、大都市部と地方とで地域単位の二極化も顕著です。東京の通勤電車はコロナ前の如き満員、飲食店もほぼ全て再開、新幹線や飛行機は軒並み満席という情景がある一方で、地域によっては未だに飲食店を再開できない街も点在しています。

いま思えば、「マスメディアを使ってコロナ恐怖を煽りまくる」代わりに、
「ロックダウンや行動制限を一切しなかった」日本政府のコロナ政策自体が、
二極化を促進したのかもしれません、。それは、自分の判断で全国を自由に動きまわる層と、TV報道(≒世論誘導)を真に受けて or 周りの目を気にして行動自粛する層との二極化・分断です。後者の方が、二極化の「下」に行きやすいのは言うまでもありません。

海外をみると、全世界インフレを背景に経済社会階層の二極化が進んでいます。日本よりはるかにハイスピードで物価が上がる英米先進国では、給料あがらないサラリーマン、住宅ローン返済中の一般庶民の生活が行き詰まる一方、資産のある人はインフレでも全然困らない。富める者はさらに富み、そうでない者は振り落とされる。この二極化と分断は、「誰かの意思で仕掛けられたゲーム」なのかもしれません。

私も、コロナで痛手を受けた経営者のひとりです、二極化の下の方に追いやられないために、いつも自分の頭で考え、知恵を絞り、行動しています。